お兄ちゃんになったなあ・・・　　　　避難訓練での一コマ　　　　　

▲毎年冬になると年長さんがまき割をしています　(写真は本文とは関係ありません）
幼稚園では、毎月避難訓練に取り組んでいます。
３学期になり、突然練習のベルが鳴ると素早く机の下に入り、何分間か静かに待ち続ける子どもたちの姿には、大きな成長を感じています。
１月の練習時、地震速報の警報が鳴り揺れが収まった数分後、誰もしゃべることのない緊張感ある中で保育者が防災頭巾を配ると、２つ受け取った年長児Ｃが隣にいたＫ君に１つ渡し、もう１つを自分で被るかと思い見ていると、手を繋いでいたＴ君に「持ってないの？これ被る？」と静か頭にかぶせてあげるのでした。
このさりげない自然な行動に担任保育者は驚きを隠せませんでした。普段から勢いのある仲間で群れるように動き回り、周りのことに目を向けることがないように思っていたその年長児Ｃの姿には似つかわしくないように感じたからです。彼の本来持っている姿を信じていない訳ではなかったのですが・・・。

着実に成長してきているその何気ない姿に心動かされ、嬉しくてすぐに保育者間で共有していました。

（保育者より）