やりたいことがある生活
あるクラスでは、数人の子どもたちの中に『お豆ブーム』が到来しています。旬を感じてほしいと食べた“そら豆”をきっかけに、他にどんな豆があるのか? どんなお豆料理があるか? お豆を煮るには?と子どもたちの関心が広がってきています。
お母さんと一緒に調べてきたⅮ君は、毎日登園すると「納豆は違う国にもある」 「小豆の食べ物はいっぱいある」と色々と話し出し、その面白さから『おまめ新聞』を作ることになりました。『おまめ新聞 no.1』を作ると、「もっと作りたい」と言いますが、残念ながら片付けの時間に。「ん~・・・ 明日早く来て作る!!」と宣言し、翌日からお父さんと8時過ぎにクラスで1番に登園すると、「すぐに(朝の準備)終わるから、すぐにお豆やる!」と、Ⅾ君のまめの研究やまめ料理は続き、自分で調べた事や新聞に書いた事を、友達に伝え始めました。すると、その話しから新しい友達がまた新たに関心を持ち始めたのです。
「○○をやりたいからから早く幼稚園に行く!」 「今日は幼稚園で△△をしよう!」
自分のやりたい事がある生活は、遊びだけでなく子どもたちの生活の様々な意欲に繋がってゆき、その関心ごとから友達との関係も広がってゆくのだと、再確認させられました。
次は、どんな事にこどもたちは関心を持つのでしょうか? 楽しみです。
(保育者より)