お姉ちゃんと一緒におしっこ出たよ!
4月、Ⅾちゃんは新しい生活の緊張からか? みんなの遊びを見ていたり、「おしっこ行く?」と聞いても
じっとしているまま、お漏らしをする日が続きました。
連休明け、年中さんが針でのカバン作りを始めると、傍で見ながら15分経つ頃「これやりたい」と小さな声で言いました。年中のFちゃんが「ここいいよ。ちゅうりっぷさん(年少さん)に出来るかな~。これ刺さると痛いから気を付けてやってね。」と言いながら針を手に一緒に作ることを楽しみました。
片付けのころ、Ⅾちゃんがもぞもぞ。どうやらおしっこに行きたいようです。保育者が「おしっこ行く?」と聞いてみると、首を横に振ります。ところが、「Fと一緒に行く?」と一緒に遊んだお姉ちゃんが聞くと、大きく頷き2人でトイレに出かけてゆきました。小躍りするように2人で戻ってくると、「お姉ちゃんと一緒におしっこ出たよ!」とⅮちゃんの弾んだ声。その日から、Ⅾちゃんはお姉ちゃんと一緒に、そして自分でトイレに行くようになりました。
大人が教えようとするのではなく、子ども自身が遊びに満足すること、好きな友達に出会うことの力を感じました。
(保育者より)