日常保育と春遠足の繋がり
ばら組の春の遠足は、ウィリアム・スタイング作「ザバジャバジャングル」への冒険でした。
遠足に先立って、冒険に持っていくレオナルドが飲んだ黄色い花の「ネクター」と「りんごジャム」を作るお手伝いをさせて頂きました。
「 A君のママ、おはよう!今日はりんごジャム作るんだよね。見て、このエプロン可愛いでしょ!」朝から子どもたちの元気な声が響きます。まずはりんごを切っていきます。包丁の約束は①よそ見をしないで手元をしっかり見る事 ②切る時は、りんごを押さえる この2つにしました。切り方は子どもに任せます。どんな風に切るのかなーと観察していると、恐る恐る包丁を動かし、まずは大きな塊で切っていきます。次に順番が変わるとその塊を半分に切り、また次の子になるとその半分を切り・・・(笑)順番が回ってくる度にリンゴはどんどん小さくなってゆきます。そして、これ以上小さく切るのが怖いとなると「ねえ、A君のママ ゴロゴロしたジャムでも美味しいよね!」
すると別の子が「私はもっと小さく切れるよ!もっと小さくしたらとろとろのジャムになるんじゃない?」今度は「ゴロゴロととろとろが一緒のジャムが面白いよ」と年少さんも声を上げます。
リンゴ1個切だけでも、子どもたちから溢れる感性やアイデアが手に取るように伝わってきました。
遠足当日、ジャングルの冒険を終え、楽しみにしていたジャングルパーティー。汗をいっぱいかいて、しっかり体を動かした体に染み渡る冷たいネクターとコンポート(!?)のようなリンゴジャムは最高に味わい深いものでした。子どもと一緒に「わくわく」を共有し、夜お布団に入った時に「あ~、今日はとっても楽しかったね」と言い合って、子どもと眠りにつける幸せを改めて感じました。