今日は、やる気があるみたい!!
年少さんもお弁当が始まって1か月が経とうとしています。
みんなのお弁当の用意がほぼ終わりますが、年少のK君は庭で気持ち良さそうに泥遊びを続けています。
保育者は「K君、そろそろお弁当にするから、待っているよ」と一言声を掛け部屋で待ってみる事にしました。
15分ほど遊び、やっと手を洗い部屋にやってきたかと思うと、お弁当を気にしていないかのように、テラスで日向ぼっこのようにごろんっと寝転んでいました。 クラスみんなが揃い保育者は「K君、お弁当だよ」と声を掛けたくなりますがぐっと我慢をしていると、年長のHちゃんがK君のところに行き「お弁当 食べる?」と一言。ちらっと、Hちゃんを見ますが気にするそぶりはありません。
ところがみんなの歌が聞こえてくると、はっと気づいたようにやってきてお弁当を準備し始めました。
その様子を見て「先生、今日はK君 やる気があるみたいだよ!!(自分でやろうとするみたいだよ)」とHちゃん。
隣に座り手伝わずK君の様子を見ているHちゃん。 全部出し終えると「ほらね、やっぱりやる気あったでしょ!!」(自分で出来たでしょ)と一言。
大人に言われ、声を掛けられて、呼ばれてやるのではなく、周りの様子を子どもたちなりに気にかけ
自分で気づき動き出す事、その姿を「出来たね」「嬉しいね」と一緒に喜びながら、“子どもたちが自分で動き出す姿を待つ“事を大切にしたいと思います。
(保育者より)