この本 大好き!!
にぎやかなお弁当を終えると、静かな絵本の時間がやってきます。
旬の野菜を味わいたいと『そら豆』を食べた時、『そらまめくんのベッド』を8日程毎日繰り返し読みました。
絵本を手に子どもたちの前に行くと、「えー、またこれ。昨日も読んだ」と口々に言いますが、読み始めるとふっと静かになり、じっと見入る姿がありました。「これお家にもあるんだー」と。
その雰囲気は、何とも言えない豊かな時間です。
4月の下旬、「さあ あてて ぼくはだれでしょう」(月間本4月号 年中版)を読むと、「これ大好き。幼稚園でもらった時(その日の夜)、ママが抱っこで読んでくれたんだー。」「ねーねは違う。私だけの本なんだよねー」(兄弟みんなではなくて、自分だけに読んでくれた)と呟きながら、絵本に見入ります。
保育者の読む声に合わせるように、聞こえないくらいの小さな声で「ぼくはだれでしょう」とつぶやきながら、お話の世界を楽しみだしています。
絵本の世界を楽しむ子どもたち。
ゆっくりと時間をかけて、1人1人に大好きな絵本が見つかってゆきますように・・・
(クラス担任)