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ビー玉を必死になってとる年少、年中児 

出来事

ビー玉探し

ビー玉を必死になってとる年少、年中児 方法をすぐに教えないってオモシロイ・・・

お兄さん達の真似をして積み木を重ね、ビー玉コース作りをする3人の年少児たち。片付けの時間になるとビー玉がひとつ足りないことに気がつきます。「あっ、あった!」とやっとのこと見つけたビー玉はなんと棚の下のわずかな隙間に…。棚にはキャスターがついているので「棚を動かせばとれるよ」と声をかければ簡単なことでしたが、どうするのかなと思い近くで見守ることに。

思い切り手を伸ばしますがなかなか取れません。そこで通りかかった年中児に助けを求めると、「紙を丸めたら届く」と言い、筒を作ってくれました。

それを真似て何個も筒を作り隙間にいれますがなかなか届きません。15分程繰り返している姿をみて、もう棚を動かせるよと教えてしまおうか迷っていると、「今度はちりとりを使おう」と急いでちりとりを取りにいきます。「なぜほうきにしないの」とつい言ってしまいそうになりましたが、ぐっと堪えます。

最後は、通りがかった年長児が「これタイヤが付いているから押せば動くのに!」とあっさりと棚を動かしてもらい、ビー玉をとることができました。

大人が手を貸せばすぐとれたビー玉ですが、長い時間必死になりビー玉をとろうと仲間で考え試行錯誤する年少児の姿に、保育者も声をかけすぎないことの大切さを学びました。

(クラス担任より)