イチョウの葉にまみれる子ども達

日に日に真っ黄色に敷きつめられた園庭をみて「お金持ちになれそう！」とうっとりする年長女児。

そろそろ、積もり積もった銀杏の葉をはき始めようかと考えていたが・・・・。

保育室から園庭に勢いよく遊び出す年少女児の３人組。まるで誰にも邪魔をされることなく、咎められることもなくまるでその世界に3人しかいないかのように無邪気にたわむれている。座り込んだ両手いっぱいの銀杏の葉をうつむいた自分の頭に何度も何度もかける子。まるで髪を洗うかのように?

すぐ横では、両手一杯に抱えた銀杏の葉を「葉っぱの花火！」とはじけるように飛び上がり大空に舞あげる子。まるで終わりがないかのようにはしゃぎまわる子ども達に、思わず声をかけてしまいそうになるが、屈託のない可愛らしさに思わず見入ってしまうほどの子どのたちの姿。暖かな日差し、青い空、黄色く敷きつめられた庭。神様ありがとう。

服を洗濯するお母さん達の顔が思い浮かびながらも、この思い切り秋を満喫する年少３人組の女の子達の幸せいっぱいの光景に魅了される。

今度は砂を持ってきては葉っぱに混ぜ合わせるようにお料理を始め「焼き芋だ！熱いよ！」ついには、その葉っぱの山の上になだれ込み重なり合って寝転がる娘たち。

こんな子ども達の世界をこれからも楽しんで見守っていきたいです。

（クラス担任より）