元“ゆり団”の基地作り

ここ2年ほど、年長さんによる“たからもん”という絵本のストーリーをきっかけにして“基地作り”を楽しみ、クラスごとに秘密の宝物集めや、戦いが始まることもあるような遊びを、3学期になると子どもたちが主体的に始めています。

ところが、卒園した小学生たちが園に来るたびに、その基地のことを心配したり「作りたい」と声を上げる姿が見られるようになり、月に一回ほど数人が集まり小学生による“基地作り”が始りました。幼稚園の子どもたちが普段は遊ぶことができるようなものであること、また安全に遊べることをルールとして、幼稚園にあった廃材を集め活動が始まりました。「屋根を付け３階まで作る」とか「離れた木とロープでつなげたい」「４階は、幼稚園の子が登れないようにして鍵をかけたい」など、いろいろ案はあったのですが、狭い園庭で邪魔にならない場所をと考え、大きなイチョウの木を囲むように作り始めると、心地の良い“ツリーハウス風”にも見えてきました。

普段なかなか経験できないのであろうノコギリやトンカチ、メジャー、電動ドリルなどを使った作業では、集中し仲間と協力しながら「わあ、１０センチ間違えた！」などと失敗しながら考え、作業をしていました。この先、どんな基地となるのでしょうか・・・？