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子どもたちの表現が広がってゆく為に 

出来事

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(▲写真は劇遊びの一場面)

 

劇あそびが迫ってきて、子どもたちがこれからどのように表現を広げてゆくのか?と楽しみになってきました。
年長のⅭ君はすぐに絵本の言葉を覚え流れの中で言っていますが、何か硬さがあるように感じていました。Ⅽ君への期待がある分、その姿に保育者は何だかもどかしさを感じ、どのようにしたらⅭ君が殻を破り、表現が広がってゆくのか考える日々が続きました。

Ⅽ君とA先生は2人で向かい合い考え試しますが、2人の表情は何だか固いような気がします。そこで、朝の時間にⅭ君の場面を他の子どもたちも一緒に体を動かしセリフを言ってみる事(走って台に乗りポーズ!セリフ)に。すると、側にいた年少も一緒になってやり始めるのです。屈託なく、年長の真似をして大笑いをしながら、「もっとやりた~い」と年少さん。保育者も一緒にやってみると台に上手く乗れず、「先生、失敗~」とみんなで大笑い。Ⅽ君も気持ちがほぐれ始めたのか、表情や動き、声のトーン等が少し変わってきました。色々なグループの年長さんがどんどんやって来て、Ⅽ君の場面を遊んでいると、Ⅽ君の表現が変わってきました。

 

子どもたち一人一人の事を良く知り、可能性を信じ、挑戦する場面を常に作り続けながら、“仲間と作る劇あそび”を大切に迎えたいと思います。