クラスのぎんがが死んじゃった・・・
(あるクラス担任の声)
クラスで一緒に生活していたうさぎの“ぎんが”が死んでしまいました。その日の朝、いつものように子どもたちとゲージを掃除し、餌や水をあげました。1日の終わりの掃除の時にふと目をやるとキャベツを食べ、水を飲む姿がありましたが、数分後、掃除が終わる頃には、倒れていたのです。“ぎんが”君は、今年の夏休みには沢山の子どもたちのお家に出かけました。あずかってくれるお家を聞くと何人かの子ども達が手をあげ、快く了解してくださったお家に数日ずつ交代で泊まったのです。“ぎんが”が死んでしまった翌日、テラスで保育者が見ていると数人の子どもたちが集まってきました。年少のRちゃんはずっと“ぎんが”の側を離れません。(Rちゃんは、夏休みに“ぎんが”をあずかってくれました。)
翌日、お花を手に登園してきたRちゃん。お花を差し出しながら、「これは、先生には上げられない。“ぎんが”のお墓にあげるの。お墓って土の中。寝てて動かないんだよ。でも、Rちゃんはお花出来ないし。(自分では、上げられない)園長先生がお墓は大事だから子どもは入っちゃだめだよって言ったの。」「昨日、“ぎんが”が死んじゃったの。カチンコチンになって動かなくなったの。目は開いてたの。Rちゃんちの小さいお魚? えび?も死んじゃったんだよ。土に埋めたの。みんないつかは動かなくなっちゃうんだよ。」 「ハーブ、ブーブー鳴いてるね。おなかがすいたよって言ってるのかな??“ぎんが”はどこにいるの、いないねーって言ってるね。」(年少 Rちゃん)
「私、お葬式行った事あるの。電車にいっぱい乗ったから、嫌だな~って思った。おばあちゃんといっぱい喧嘩しちゃったんだ。転んだ時もあったの。Hちゃんは泣かなかったんだけど、ママはえーんって凄く凄く泣いてたんだよ。大人なのに、なんで泣いちゃったんろうね?」(年長 Hちゃん)
保育後、お墓を作り埋めてあげ、園庭のお花をあげました。「神様、“ぎんが”と、こっこが死んでしまいました。天国で神様が守って下さい」(年長 Hちゃんのお祈り お墓に埋めている時・・・)