楽しみな季節がやってきました
11月に入ると「先生、まだ焚き火始めないの~」と、待ちわびたように何度もやってくる年長さん。昨年度の先輩年長児の姿を見ていて“来年は年長になって僕たちがやるぞ”と気持ちを押し殺していたのか、とにかく必死なのです。
この季節が来ると毎朝集まってきた子ども達と、乾いた古材を鉈で割り小さな焚き火を囲みます。年長児たちが作った薪を自分たちでくべたり、温まったり、また、お芋や銀杏を焼いています。子ども達だけで火を扱うことはできませんが、責任ある大人のもとで火を楽しんだり怖さを経験しています。
しかしながら、このことを子ども達が集まる場で行うことは園全体で共有する配慮や明確なルールが必要で、子ども達の行動は厳しく制限されなければなりません。そんな中で、熱かった経験や跳ねてくるような怖い経験、煙が目に染みて逃げ出す経験などをとおして日常生活の一部となっています。