何気ない大切な時間

　幼稚園の生活を考えますと、保育者である大人が主導的に活動を進めていく保育活動と子どもたちが自由に（よく言うと主体的に、悪く言うと勝手に）遊ぶことができる時間帯に分けていることがよくあります。ともすると自由に遊ぶ時間帯は保育活動ではなく、小学校で言う“休み時間”的な感じにも見えてきます。

私たちの園では、保育時間の全てが“子ども主体”であるべきで、数年後にそのような生活、遊びとなることを願い今何をすべきか、と常々考えています。ですから、クラス活動や年齢別活動、また自由遊びと言われる時間であっても“子ども主体”の自発的な子どもたちとなるために“今大切にすべきこと”を考えています。

ですから、子どもたちのかかわり合う“何気ないとき”を大切にし、子どもたちと小さな出来事を通して“考えていく”ことを楽しんでいます。