集団生活”を考えるときに
とにかくこの新学期の園庭は心地よく、自然と裸足になって歩きだし、虫探しが始まります。また、園庭には“おもちゃ”や“目新しい遊具”はなく、泥、砂、土、水、草花、虫、動植物などとかかわり、そして、新聞紙、紙切れ、空き箱、布きれ、木切れ、段ボールなどがイメージを持って作り出していくために大切な“素材”となっています。子どもたちは時間をかけて自分で考え作り出すようになっていくのです。
こんな時間が十分に保障された生活が繰り返され、自分らしく表現し始める子どもたちは、集団生活が“教えられるもの”から“学び取るもの”へと変わっていくのです。