こんな“試すこと”（遊びをとおした学び）を見守れますか？

＊写真と内容は違いますが同じ遊びです。以下は、実習生の記録を取り上げてみました。

色水を作っている時に、すり鉢にお水をいっぱいまで入れてザクロの花３つですり潰そうとしていたＴ君を見て、Ｍ君が「お水はちょっとでいいんだよ！」と言うとＴ君は「うん。でもちょっと試してみたいんだ～。」と言った。それを聞いたＭ君はそれ以上止めることなく、自分の作業を続けながら、Ｔ君の様子を時折見守っている様子であった。

Ｔ君はこの出来事の前から「葉っぱを入れたらどうなるかな？」「虫を入れてみたらどうなるかな？」などと探究心が強いように見えた。そこで“自分のなかの疑問を実際に試してみて解決できる（感じる、遊ぶ、学ぶ）のが一番良いのでは”と考え、私も様子を見ていたが、すり鉢を水いっぱいにして花びら３つで試していたとき、花びらが水に浮いてしまい上手くすり潰すことができず「う～ん。これはなかなか難しいな。」と呟いていたので、彼なりに答えが見つかった（実際にやってみて感じた、学んだ）のかなと思った。

― この期間、実習に来ていた学生の記録より抜粋 ―