これ 持ちたくない・・・
この、子どもと考えたお魚をもって走る競技ですが、初めは、ボールやラグビーボール、玉入れの小さな玉などいろいろの物をもって走る事を遊びました。その後、子どもたちと作った魚を持って走る事になり、園庭でも繰り返していたある日、自分の番が来るとけげんな顔のS君。
「これ持ちたくない。小さいボールか持たないで走りたい!!」 「えー? どうして??」
「だって、これ持ってると、早く走れないんだよ。 年長みたいに1番で、みんなに勝てないんだよ」
「みんな持って走るよ。」「今日は持ってみたら?」色々な声をかけますが、S君はその思いは揺るぎません。
些細な言葉のようですが、S君にとっては「勝ちたい!」「年長たちのように」という大事な思いのようです。
練習後、2人で彼専用の小さな魚を作ってみました。
(保育者より)