保育の質”を考える

前回の②で考察しましたが、なぜ、簡単には“教えない”“助けない”“口を出さない”のか？について足りないように感じましたので今回、付け加えます。

長年、保育の中で大切にしていることなのですが、子ども達の遊びで大事なことは“遊びの中で試行錯誤しながら何度も挑戦し考えて、物事を作り出していくこと”であると考えています。問題を解決していくことを楽しむように熱中するのです。待つこと、信頼し任せることにより、自分で考え判断し行動しようという“子ども主体”の遊びとなっていきます。ですから、きれいな完成度や“ごめんなさいを言いなさい”というように体裁や上辺を整えることでなく、１年、２年をかけて“子ども自ら経験した上での達成感や満足感”を味わうような本物の学びとなると確信しているからなのです。

保育者の経験や年齢、感覚もさまざまですが、園全体で思いを共有し問題意識を持ち取り組んでいます。