効率の良さを求めない
この時期、子どもたちの遊び方の楽しみ方がおもしろくなってきました。朝やってくると自分たちで遊びたい仲間や遊びの場を楽しむために用意を始めます。目的を持っていつもの仲間と活動しようと、意欲いっぱいでやってきます。ある年長児の仲間はいつものように焚火を楽しんでいたのですが、他のある仲間たちから「お豆を炒ってくれない」と持ちかけられ(保育者が提案する)、今日はお豆を炒ることにしました。よくポップコーンを作っていたので、当然のようにフライパンを前後に動かしながら「これ何に使うの?」「食べて見てもいいかな」など言いながら炒っていると「もういいんじゃないかな」と頼みにきた年長の女の子たちがいうので、何人かで食べてみると「まだ、中は柔らかいかな」「なんかおいしいよ」と言いながらお皿に移しました。
頼まれたクラスに行ってみると、その豆をコーヒーの豆を挽く機械で細かくして、すりこ木で更に潰して、なんと“きなこ”を作っているのでした。ほんとによい香りが広がっていました。