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“幼稚園の秋”のお話し

出来事

幼稚園の庭の木が少しずつ色づき始めました。年少児のA君は、登園する毎日と園庭の桜の赤くなった葉っぱを1枚手にしながら部屋にやってきては、「いいもの見せてあげようか?  でも、絶対に触らないでね。これAちゃんのだから。」と言いながら見せてくれる日が続きます。
「素敵ね。秋の葉っぱだね」と言いながらそっと手を伸ばそうとすると、サッと葉っぱを引きながら「大事な物だから、触らないで。」と呟く様にシールを貼り1日が始まる毎日。
暖かい日が続き、汗をかきながら遊んでいると「葉っぱは秋なのに、Aちゃんの所は秋じゃなくなっちゃったねー」と(A君が)言いながら上着を脱ぎだしました。翌日、東京に木枯らし1号が吹くと「また、秋がいなくなっちゃったねー。今度は冬に、なっちゃったよ」と一言。「幼稚園に秋と冬が順番に来るんだね。秋、冬、秋、冬、秋、冬…。 ねっ先生。」
感じた事を話す年少さんの何気ない言葉、とても豊かに表現しています。

(クラス担任)

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(写真は園庭での遊び場面)