春の園庭 動物との出会い
新学期、新入園児のお友達は大好きなお母さんと離れて新しい幼稚園生活が始まりました。
幼稚園に来ると、涙を流しながら「ママがいい～」とその気持ちを思い切り表現しています。
「ママ後で来るね。先生と遊ぼうね」と言っても涙は止まりません・・・。
ところが、そっと手を繋ぎ静かに園庭を散歩しハーブのサークルに着くと、ふと足を止め覗き込み始めました。
手に持っていたりんごを水の中に浮かべると、ぱくぱく食べるハーブに驚き「お水、こぼしちゃったね」。
「みかんもあげてみようかな」と保育者が水に浮かべると、「今度はこぼさないで食べるかな？」と知らず知らず涙も止まり、じっと見入りお話しを始めるのです。
テラスのうさぎ達の周りにもたんぽぽを手にした子ども達がしゃがみこみ、鶏小屋では「鶏さーん」と呼びかける子どもたち。園庭の動物や草花、虫たちと出会い、ゆっくりと新しい生活を一緒に踏み出してゆきたいと思います。
お迎えの時の一言・・・ 「先生！ 明日もハーブにみかんジュースあげようね。」
（保育者より）