新しいものに触れる経験
昨年度はコロナ禍で頂く事が出来なかったお誕生日会のおやつも、今年度はお弁当の時間に少しずつみんなで食べ始めました。5月は柏餅 6月はびわとさくらんぼ。お弁当を食べ終わりびわとさくらんぼが配られると、ちょっと顔をしかめながら「びわ苦手かも。柿の味とか変な味がするかも…。皮も1人で剥けない。」と呟くJ君。「今日は先生と皮を剥いて、小さな一口だけにしょうね」と一緒に皮を剥き口に運んでみました。目をつぶりながら食べ、「もう、これでいい」と言った時、隣のテーブルから「僕のびわ、種4個は入ってた!」と言う年長の声が聞こえてきました。
その瞬間「先生、J君のびわの種はいくつ?」「食べてみないとわからないね」「ん…、ちょっと食べてみる」ゆっくりと食べ進め種が見えてくると・・・ 「J君のびわ、種3個入ってたよ!これ植えたら、大きくなるのかな??」と大事そうに種を手に取りました。
翌日、「昨日のびわの種、植えた?」と聞いてみると、「まだ。びわ甘かったね。柿の味じゃなかったね。J君食べたんだ!」
大好きなみんなで一緒に食べるおやつは、格別のようです。