季節を感じる ～S君の独り言～
いつまでも続くように感じていた夏の暑さでしたが、ここ数日の涼しさや満開の真っ赤なヒガンバナを見つけると季節の移ろいを感じます。
気持ちの良い季節だから？ 年長達がリレーに必死になる姿があるから？ 園庭で過ごす子どもたちが多くなったように感じ、いつもは部屋で作っている製作も砂場の側に出してみる事にしました。
紙や布、はさみ、木片や革、ボンド。子どもたちは人形を作ったり、木片や段ボールに素材を次々と張り合わせたり、電話を作りお話しも始まります。
年少のS君、「ここでつーくろう」と手に取る材料を次々とボンドで貼ってゆきながら、独り言のように話し始めました。「外でテープとかボンドで作るの初めて。ここいいねー。気持ちいいねー。風が吹いてきた。お庭の葉っぱ黄色のあったね・・・」
涼しい風 木々の葉の色の変化や香り 散歩で見つける花々 季節の野菜や果物・・・
この季節ならではの自然の変化との出会いを、そこから広がる子ども達の興味関心の世界を、是非ご家庭でも一緒に楽しんでみてください。