手先の感覚 ~布を裂く~
子ども達は色々な素材を選び見つけると、ボンドをたっぷりとつけてどんどん貼ってゆく事が大好きです。画用紙・段ボール・皮・木の実・布・・・。いつもは扱いやすい様に切った布を準備していましたが、
今日は子ども達と一緒に自分の手で布を裂きながら作ってみる事にしました。
手ぬぐいの布は小さな切れ目を入れると年中児でも裂く事が出来ます。「一人で出来た!」「もっと長いのも出来るよ、先生見てて」と布を裂いてはボンドで貼り、また裂き始めます。
布が裂けるその感覚は、何とも言えない気持ち良さがあるようです。
手ぬぐいと違う布を出すと、Kちゃん1人では裂けず一緒に作っていたSちゃんと2人で一緒に引っ張る事にしました。それでもびくともしませんが、2人が立ち上がり力いっぱい引っ張ると、やっと布は裂け2人はごろん~と転がってしまいました。また違う薄い布では、「こんなひらひら簡単」と少しの力で裂けるのです。大笑いする2人。「前の布よりこっちの方が、布の力が強い!」とKちゃん。
ただただ布を裂くことを繰り返す単純な遊びですが、小さな手先を使って感触や音、力加減を友達と楽しんでいるようでした。