私たちで考える“幼稚園の新しい生活様式”① ~お弁当を始めるには?~
大人の日常だけでなく、子ども達の幼稚園生活にも“新しい生活様式”を取り入れ、ルールや流れを考えてゆく事が求められています。
勿論、今の状況を把握し、何が必要か?どんなことに注意をしたらいいのか?を大人が考え形を作り、子どもたちに伝えてゆく事が必要ですが、子ども達自身が保育者と一緒に“自分たちの新しい生活様式”を考える事が大切なのでは?と思いました。
T まずは年長だけがお弁当を始めたいと思っているけど、どんな事に気を付けたり、どんなルールにしたらいいのかな? 大人も考えるけど、子ども達も自分達のお弁当だから考えてみようと思います。
(T 保育者)
A 離れて座らないといけない。
B テーブルの消毒も必要。
T 離れて座るって言うけど、クラスには机は6個しかないよ。年長は何人?
A W君 Bちゃん H君・・・ 7人。 机足りない。
T 年中も年少も来たら20人になるよ。 子どもは20人、机は6個だよね。
W 6人ずつ交代で食べる。 最初に6人食べて、終わったら次の6人が食べる。それでまた食べる。
A 机の端っこに 年長が座って真ん中に年少が座って、くっつかないようにする。
G 違うクラスの机を借りてきたらいいんじゃない?
T 違うクラスもお弁当食べると思うよ。 にじ組だけ借りても大丈夫かな?
A 中で食べたい人と、外で食べたい人と別れる? 個々の木の所(テラス)でなら食べられる。
W 年長はテラスで食べる。そしたら、部屋の中がちょっと少なくなると思う。
T でも、テーブルは部屋で使うから、テラスでは使えないかもしれないね。 どうしようか?
A 椅子をテーブルにする?
T んー ・・・ いつもはやっていたけど、椅子はお尻がくっついたところだから、コロナの時はできないね。
A ひざの上で食べる?
H でも、こぼすかも・・・ 心配。
B 年長だから大丈夫そう!
A こぼしそうな人は中にする?
G でも、そうしたら中が人気になっちゃう・・・ それで多くなっちゃう。
無論、子どもたちだけで決める事はできませんが、このような状況の中だからこそ、与えられた生活ではなく、子ども達自身の生活となる様に一緒に感じ考え新しい生活を作ってゆく事が大切だと感じています。