ひつじ組のお別れ遠足
ネパールの言葉や歌、ジャングルのお話など親しんできたお別れ遠足は、突如、中止となりましたが「横浜には行けないけれど園庭でジャングルキャンプをしてみない?」と提案すると「テントに飾りつけしたいから折り紙必要!」「焚き火でリンゴを食べたい!」「私牛乳買うね」と、年中さんも思いを出し買い物に出かける計画を立てました。
当日は、クラスの仲間7、8名で買い物に出かけ、まるでお母さんのように「私、じゃが芋の場所知ってる」と食材を手にし会計を終え次々と袋に入れると「こっち軽いから」と年中さんに手渡す年長さん。幼稚園に帰ると買ってきたものを切りながら「私お家で包丁やってるから・・・」「年長さんのために、お部屋をジャングルにしよう」とワクワクした子どもたちの声が溢れます。そして、焚き火を囲みながら、年長さんとの楽しかった思い出を振り返り、チャイを温め、特別なお弁当をみんなでいただきました。最後は「ぞうに乗るぞ!」と意気込んで、ジャングルへ出発!みんなの気持ちがネパールのジャングルに飛び込んでいるのが分かりました。
年長さんと過ごす最後の日。やりたいことがいっぱいで朝から大忙しでしたが、子どもたちも、また保育者も、1年間子どもたちと生活や探検、挑戦を積み重ねてきたからこそのワクワクやドキドキが溢れるように躍動する子どもたちの姿がありました。遠足が中止となっても仲間で空想の世界を飛び回るその姿が、とても愛おしく、微笑ましく感じられました。(保育者より)