劇遊びへ向けて② ~年長のお話し作りから~
前回のパントマイムの活動から、“お話しを子どもたちが作って劇をやってみるのはどう?”と年長の子どもたちに提案してみました。
「つぎつぎ話し!? やるー!!」と、早速保育者を交えてのお話作りが始まりました。
話しの内容に決まりはなく、年長達は保育者を囲みどんどん話を作ってゆきます。
年長の作ったお話しを保育者がナレーターとなり話しつつも、子ども達が動きながらセリフを言い進めてゆきます。
子どもたちの作ったお話しは、どことなく自分たちが知っているお話しや絵本を繋ぎ合わせたような、子どもらしい拙いものでしたが、保育者が決めた絵本での劇ごっこの時とはうって変わって、自分たちの言葉で話し、動きだしたのです。 そして、その表情は昨日とは全く違うものでした。
勿論、まだまだ“演じる“事まではいっていませんが、『何を言ってもいい』『自分たちで考えてやってみる事が面白い!』と感じ始めたようです。
翌日、「今日も劇出来る日だよね? また年長で考えた話しやりたい!!」とⅭちゃん。
≪保育後の保育者の振り返り≫ 「いつも遊んでいるごっこ遊びみたいに自然に子どもたち同士が関わりながら、どんどん話を進めていっている感じでしたね。」「いつも余り話さない子も、友達の真似をしたり“それいいね”ってみんなでやろうとする姿があるんですよね、面白いです!」
これから、ゆっくり、じっくりと子どもたちの「今」に向き合ってゆきたいと思います。
(保育者より)