気持ちの込められた活動と表現
年長さんと瓶を土台にして人形作りを行いました。
「ドレス着せるんだ」「マントもつけよう」と布や紐を巻き付けている子ども達の横で、U君は髪の毛作りに夢中です。「まずは後ろに長くしてから、折り曲げて…」ボンドでベタベタになりなかなか上手くいきませんが、気にする事なく作り続け「洋服の布、どれにする?」「いらない、裸でいいから。」とのやりとりに、U君が何を作っているのか検討もつきませんでした。出来上がったのは、まわしを付けたお相撲さん!
「フェスティバル(水元公園での運動会)の時に、お相撲やったでしょ。あの時みんながいいねって言って、嬉しかったんだ〜」
U君は青空フェスティバルの仮装で化粧まわしを付けたお相撲さんになっていました。
翌日、「もう1人作る。大関1人じゃ戦えないから。横綱もいないとね。あと、化粧まわしも必要だ!」U君が作ったお相撲さんは化粧まわしをつけ、怪我をしても戦えるようにと腕にはサポーターもついていました。自分が関心を持っている事、みんなの前で自信を持ち表現した経験や喜び、みんなに認められた自信が、“作りたい”“表現したい”という気持ちに繋がったのです。