秋の園外保育
どんぐりをこれでもかというほど沢山拾い終え、ひつじぐみ探険隊は林を抜けひろーい草原を横切ってお弁当を食べることに。さわさわと心地良い風が吹き抜ける中走り出す年長と年中さん 年少のEちゃんにはそのひらけた野原が途方もなく広く感じたのでしょうか?
歩きだした半ば頃、「えーーん!!Eちゃん、靴がぬれちゃった。ママが靴の替え入れてくれなかったから、Eちゃんの靴ないの。Eちゃん帰れない。うえーーん!!」と、ぬかるんだ芝生を歩いて靴がぬれてしまい、泣き叫ぶ姿が。保育者に声をかけられ、一緒に手を繋ぎながら、みんなが集まっている場所まで、なんとか頑張って歩きました。シートに座り、ぬれた靴下を脱ぎ、新しい靴下を探しだして一安心。「お腹空いてたの?」「うん」と言いながら、おにぎりを頬張ります。ぬれた靴は履きたくなくて、抱っこされて写真を撮り終わった後、保育者もEちゃんのそばを離れました。お母さん達や増島さんに体当たりして大はしゃぎする子ども達。みんなの様子をじっと見つめるEちゃん。するといつの間にか、「先生!Eちゃんね、もう裸足で走れるの♪」と満面の笑みを浮かべながら、新しい靴下を両手に持ちヒラヒラさせながら、思いきり裸足で芝の上を走り回っていました。
Eちゃんにとって、靴がぬれるという思いもよらないハプニングもありましたが、仲間たちがそんなことも気にせずに遊んでいるのを見て、Eちゃんも楽しい気持ちが大きくなり、思い切り体を動かして楽しんでいました。Eちゃんにとって、心も体も大冒険の1日となりました。