終わりから、新しい始まりへ
先日のバザーに代わる“SP SONO Cafe”では、お母様、お父様方の楽しみから始まったいくつもの活動が見られ、仲間で気ままに楽しんでいる姿が印象的でした。参加者の集計をしてみると、サークル参加者数や在園児の来園数は多く、事情があり参加できなかったのは数家族でありました。このことからも、皆さんの今できる、さまざまな楽しみ方で過ごすことのできた一日は、秋の穏やかな時間の流れを感じる時ともなりました。
園として,バザーとしての活動(全員参加、仲間づくり、売り上げの寄付)はいったん終わりにして、新たなことを模索するときでもありましたが、いくつか新たな発見をすることが出来ました。1つは、バザーを長年繰り返すことが当然となり、楽しみや仲間づくりを押し売りするようにお願いをしていたのではないか、と感じたことです。良いことは毎年の様子からわかっていたのですが、初めから、全員が参加すると決められていたことや、仲間作りの目的も園からかかげるものではなく、お母さん、お父さんたち自身の中には元々備わっている力であるということも実感させられました。2つ目は、園のための寄付(子どもたちのための施設の充実のために)としていましたが、施設充実の内容も園が決めてお願いしていましたので、保護者の方々には自分たちで子どもたちのために施設の一部を作っている、というような意識も生まれてこなかったように思います。今思えばですが。
今回の“SONO Cafe”では偶然なのか戦略なのか最後のコンサートで演奏者や歌う方々が全員で集まり、賛美し、歌い、最後にバザーに対する強い思いを持つおばあちゃん先生の感謝のお祈りで終えることが出来、会場の皆さんが一つの思いになれたようにも感じました。そして、この一日から新たなことが起こりそうな予感も感じることが出来ました。外部の方々の参加をただお断りするのではなく、子育てを考える、提案する、親子のかかわりを楽しむ、子育て世代が繋がる、子どもを育てていく地域を作るなど・・・新たにテーマが見えてきたようにも感じました。
皆さんもまた、今後に関して幅広いご意見、ご感想をお聞かせください。