園のご紹介
保育者が子どもたちのなかに身を置き、
子ども同士のやり取りを少し距離をおいて見守ること、
そして、必要なときに子どもの話しをきちんと聞き受け止め、
その情況に応じてアイディアを提案していく保育を大切にしています。
大切にしていること
こどもの園の歴史
昭和28年に小さなキリスト教の教会が建てられ、翌年、保育者3名、園児5名での保育が始まりました。昭和60年に学校法人となり、現在、葛飾区では唯一キリスト教保育を行う幼稚園として地域に根ざしています。保育内容においては、昭和30年代に自由保育、林間保育(自然の中でのお泊まり保育)を取り入れ、昭和40年代の初めに絵本の読み聞かせ、障がいを持つ子どもの受け入れ、昭和50年代に自然の中で直接体験を大切にした山歩きなどの体験活動を始めました。そして平成に入る前から異年齢保育による保育の追求を続けています。
保育の中心にあるもの
一人ひとりの子ども達は、神に愛され必要とされて生まれてきます。私たちが生きていく上でなくてはならないものは“愛されている”という実感です。何かが出来る、出来ないなどという目に見える表面的な事柄で優劣を付けられ評価されるのではなく、その子の存在自体やそのままの姿が受け入れられる生活により “自分らしく”生きることができるのです。
私たちは、私たちを創造され一人ひとりの違いをよく知る神様に愛され、その愛のうちに生かされているという実感を持ち生活することで、子どもたちと共に豊かに成長していきます。
幼稚園の教育とは
現代の子どもにとって大切なことは、体を使って感じ考え試行錯誤する力です。幼稚園では、子どもたちが、大人から見ると効率が悪く余計な回り道をしているように見える行動や失敗、間違えることを怖がらずに繰り返すことのできる環境作りに力を注ぎます。ここに本来の学びが生まれますが、その学びによる成長はすぐに結果として表れるような表面的なものではありません。
このような“子どもの世界”が尊重され、子どもの生活や姿から大人自身が生活を振り返り学ぶことのできる場が“幼稚園”です。私たち大人は子育てを通して親として人として生活や生き方を学び続けていきます。
子どもたちとの生活
こどもの園概要
設立 | 幼稚園開園 昭和29年5月 学校法人化 昭和60年2月 |
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園児数 | 全園児 約105名 |
クラス構成 | 異年齢 4クラス(22名程度) 全クラス3人担任満三歳児 1クラス(15名定員) 3人担任 |
子どもたちの日常
- 8:30登園と自由遊び時間
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- 今日は何をしようかな、お友達は来てるかな?と笑顔で登園します。水、泥、紙、空き箱、段ボール、布、木片、草木、虫、動物など全ての素材で遊びをつくり、友達も居場所も自分で見つけていきます。
- 11:30クラスでお弁当ランチ
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- ”手洗いうがい”をしてランチの準備をします。ランチは希望者には給食(毎日)があります。給食のお友達もお家からお弁当をもってきているお友達もクラスの仲間と一緒に机を囲み、お祈りをしていただきます。食べ終えるとグループに分かれて絵本を読んでもらいます。
- 12:30クラス活動・年齢別活動
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- 午後からはクラスや学年の単位で、目的を持った活動を行います。幼児教育における「育ってほしい10の姿」を通して幅広く経験し、午前自由遊び時間の興味関心に繋げ遊びや経験の幅を広げます。
- 13:30お帰りの準備と園バスの出発
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- お帰りの準備と「さよならの会」を終えると、1バスから順番に走ります。2と3バスに乗る子どもたちは、動物の餌づくりや園庭の掃除、片付けをしてバスを待ち、14:20になると全員お迎えで帰ります。
- 14:30あずかり保育、美術教室など
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- 年中・年長児になると、それぞれに合わせた楽しみを見つけ、参加することができます。あずかり保育は、毎日15名ほどの子どもたちが園庭を独占し、6時まで仲間でゆったりと過ごしています。
体験活動カレンダー
アクセス
東京都葛飾区立石2-29-6
梅田小学校前下車 徒歩 2分
立石駅下車 徒歩 10分
お花茶屋駅下車 徒歩 10分