便利じゃないのは面白い!
11月も半ばになると、幼稚園では子ども達のクリスマスのプレゼント作りが始まります。年長児は自分が思いえがいているイメージを描き、素材や作り方等1つ1つを保育者と話しながら作り続けてゆきます。
T君は「3人の博士と動物達(ひつじやらくだ)を作りたい。動物は紙粘土で博士はまだ考えてないけどBちゃんみたいに針とかやってみようかな・・・」と呟きました。向かい合わせに座るBちゃんと「細かく縫わないとダメだよね」と小さなフエルトをじっくりと縫ってゆきます。そして作りながら話し始めました。
「先生、便利じゃないのは面白いよね。それって職人みたいって事!職人って言うのは、その事が凄く上手でいつもいつもやっているって事。E先生とM先生は多分木の職人。先生って言っているけど大工さんみたいな事。いつもいつも、木で色々作っているでしょ。T先生は針の職人。だからいつも子ども達と針でいろんな物作っている!! 俺も今日針をしたら楽しい。だからすぐ作れなくても面白いって事!」とT君。
これから、子ども達1人1人が自分の得意な事を見つけながら、どんな“職人”になるのか、楽しみです。