子どもの発見?
今年度に入り新しく作ってきた園庭ですが、竹の登り棒に小さな子どもたちも挑戦を始めるようになりました。
ある年中の男の子が裸足になり登ろうとするのですが思うようにいかないようで、私の顔を見るなりこんなことを言いました。「登れなくなったときは走ってくるといいんだよ」と。何のことを言っているのかと思いましたが、もしかして?と思い見ていると、私に見せたいのか、地面に座り込み足の裏の砂を手ではたき「靴下を履いてたくさん走ってくると登れるんだよね」という。なるほどと思いながら「なんで走ってくると登れるの」と聞くと、少し考えるように間をおいて「足が疲れると登れるんだよ」とのこと。「へ~そうなんだ」と答えると両足にきちんと靴下を履き靴のベルトをしっかり締めて走り出したのです。しかも真剣な顔をして園庭を2、3周。帰ってくると息を切らせた状態で見ててほんとに登れるよと言い、足の裏を使い得意げに登っていき“ホントでしょ”と自慢げでした。
子どもたちは理屈ではなくあそびを通した経験から何気なく体得し、自身の身体についても学んでいると思わされる微笑ましいエピソードでした。
この話、皆さん何のことだかわかりますよね?