遠足で
バスが到着し、台車を下ろすときから「私が持ってく!」「こっち持ってー!」とワクワクしている年長さん。台車の紐につながって♪さつまいもごろごろ豊作だ♪と歌いながらさつま芋畑へと引っ張っていきます。行きは荷物も軽く順調に進んでいきました。畑ではみんなの期待にも勝るほどの大きな芋が沢山獲れ、大満足の年長さん。持って行った段ボール箱がいっぱいになり、今にも底が抜けそうになっているのを、台車まで運ばなくてはなりません。「これ、子どもで運べるか?」という園長先生の声かけにみんなの気合が入ったのか、「オーエス!オーエス!」と仲間が集まり声を出しながら持ち上げます。「自分たちで作った台車に、なんとかして乗せたい!」そんな想いが伝わってきました。台車になんとか乗せることができると、「よし、年長いくぞー!!」「おー!!」と仲間の声も合わさって意気揚々と引っ張っていきます。しかし、帰り道はお芋の重さで引っ張っていくのも一苦労。「オーエス!」の声もだんだんしぼんできましたが、「お芋の箱が曲がってる!」と代わる代わるに直したり、「こうやって持った方が進めるんじゃない?」とみんなで足の間に紐を挟んでみたり、「じゃあ、芋が落ちないように後ろから見るね」と役割を決めてみたり。汗を沢山かきながらも仲間と運ぶ事を楽しみ、到着し「もうお腹すいたー!」と話すほっとした表情からは、運びきった満足感や達成感も表れていました。
Yちゃんの言葉から始まった、さつま芋を運ぶ車作り。「自分たちでやりたい!できる!」という想いが溢れ、考えたり、力を合わせたりしながら仲間との繋がりも深まる経験になりました。私自身も、「それは難しそうだな」とか「こっちの方がやりやすいのでは?」と初めから決めてしまうのではなく、「色んな考えを出し合う」「なんでもやってみる」面白さに気付くことができました。今後も、様々な活動を子どもたちと考えていく中で、私自身も新しいアイディアを出したり、一緒に挑戦したりと、共に考えていく過程を存分に楽しんでいきたいと思いました。