年長話し合い ~年少のお弁当 始める??~
*この写真と内容は、まだ年少児がお弁当を食べていない1学期に子どもたちが動き試している様子です。今後園として、安全に使え毎日消毒できるものを子どもに話し準備していきます。子どもたちの作ったものや考えたことが生かされるパーテーションとなるよう2学期に向けて検討中です。
体験活動などの大きな事だけではなく、日常の生活を丁寧に子ども達と一緒に話し作ってゆく事で
子ども達が自分たちの生活となってゆくのでは??と感じ、「年少のお弁当開始」について子ども達と話しをしてみる事にした。
保育者で考え決めてゆく事だが、年長たちは今の状況や保育者の問いかけにどう感じて考えているのだろ??
T 2学期から年少さんのお弁当を始めたいと思っているけど、机も足りないし、年少さんが約束を守って一緒に食べられるか先生たちは心配しているけど、みんなは年少さんのお弁当どう思う?
Y ちゅうりっぷ (年少児)と食べてみたい。ちゅうりっぷと食べた事ない。
S コロナだから喋らないで食べないといけないって優しく教えて見たら?
M 今はお弁当だから、話さないって伝える?
B マスクを外して食べる事も伝えないと。
R 日にちによって年長が遊戯室で食べたり、年中が遊戯室で食べたりしたら、3密にならないんじゃない?
T テレビとかでどうやって食べたら大丈夫ですよって聞いたことは無い?
K テーブルにシートがあったら4人で食べられる! テレビで見た
R 段ボールで仕切り作って、つばとか飛ばないようにする!
K お家から透明なもの持ってきて作ったら?
R サランラップとか?
T サランラップはどうかな? 大丈夫かな?
R でもサランラップ透明だから、いいんじゃないかな?
T 持ってきて試してみようか?
サランラップを長くしてみんなで見てみる。「ほら大丈夫!」とRが言うが、風が吹いてぐちゃぐちゃになってしまい・・・・「あれ??」と子ども達。
M サランラップだと、ぐちゃぐちゃで、壁にならい。
S 透明なガラスとか? 顔が見れてつばも飛ばないし。
B 段ボールに〇を開けて、サランラップしたら?ガラスだと危ないし。
R 十字架の仕切りしたらいい。テレビで見たやつ。
Y そうしたら、横向いてもつばとか飛ばないし。
A先生も呼んで一緒に相談。お弁当もあったので続きになる。
お弁当後・・・
T ちゅうりっぷさんとどうしてお弁当食べたいの?
S ちゅうりっぷもお弁当食べると、ちゅうりっぷも年長も嬉しい。
B 朝一緒に遊んだ子と食べると嬉しくなる。
R ご飯の後も遊べる!
T KちゃんもR君もM君も、年少さんの妹とか弟いるでしょ。年少さんはお弁当無くてどんな気持ちなのかな?
K Hちゃん(妹)いつもお家でおにぎり食べてるの。可哀そう。だから、ちゅうりっぷのお弁当始めた方がいいと思う。Kちゃんお家で考えているんだけど、お家で気持ち良くないから(1人でお弁当だから?)歌流してやってみたの。(幼稚園でも音楽を流して食べている)
音楽楽しかったから、Hちゃん途中でしゃべっちゃったんだけど、年長ももう年長だけど、Hちゃん年長(になる)までまだ長いから、(お弁当を食べてて)うらやましいと思っているんじゃないかな?
S ずっとお家でお弁当だと飽きる。
R M(弟)ずっとオリーブでお弁当だと、飽きる。
T みんなでお弁当の仕切り作ってみる? 素敵なのが出来たら明日のお弁当で使ってみたらどうかな??
子ども達 いいねー 作る!!
お弁当の後に早速作る事にする。
クラスで楽しんでいる事を生かしてほしいと思い、「みんなが色々調べたはちとか、さかなの事、年少さ
んが楽しく食べられるように描いてみたらどうかな?」と提案してみた。
B先生が材料を分けてくれ、プラ板にマジックで書きだす。
どうやって立たせようかと相談が始まると、「段ボールに切り込みを入れたら絶対に立つ」とSが言
うがやってみると上手くいかない。R君はおおきな段ボールの所でA先生と相談中。
段ボールを使ったらいいという子ども達の思いが活かせれば・・・と思いちょうどいいサイズの段ボール
を渡してみる。「段ボールカッターがあればテレビみたいに出来そう」とのR君の声にA先生が一緒
に切り始める。
何ともかわいいついたてが出来上がった!!
1人1つずつ作り、出来上がった事に満足し、自分たちで考えて作った事が嬉しかったようで「持って
帰って家で使いたい」と言い出すSとA。お迎えの時にA先生がお母さんたちに見せてお話しして
くれ、明日からみんなで使ってみる事に!!(実験的にです!)
やっぱり生活の小さな事も子ども達と一緒に考え作ってゆく事は面白い。
子ども達は少しずつ一緒に考えて作ってゆく事、考えた事を伝え作ってゆく事を楽しみ始めているよう
な気がする。