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これ凄く素敵だね(年長  制作)

出来事

少し早いようですが、年長児のクリスマスプレゼントの制作が始まりだしました。

子どもたちと話をしながら、思い描いている事を形にしてゆく事、作りながら「もっと、作りたい」「○○君みたいにやってみたい」「新しい事にも挑戦してみたい、でも何だか上手くいかない・・」と、様々な思いに触れ、時間をかけて一緒に作る時間の共有は、とても魅力的なひとときです。

作りながら子どもたちが、友達の様子を何とはなしに話し始めました。

体を使い遊ぶ友達の中で、ゆっくりと絵を描いたり草花で小さなブーケなどを作る事が好きなS君。

「ここには、銀の星とか月とか宇宙を付けたい」「どこまでも跳ぶ羽の天使がいいなー」「ここは、カラフルな場所。ここは少し地味な所」と、一緒にそのイメージをどう形にするか考え、素材を選び、試し、やり直し作っていると・・・
ふと気づくと、周りにクラスの子どもたちが集まり、じっとS君の作る様子、作品を見ています。

「これ、凄く素敵だね」(Y君)   「S君の描く絵がすごく素敵で大好き!」(Sさん)
「本物の星みたい」(R君)    「やり方教えて欲しいなー。どうやったの?」(K君)
「やっぱり作るの名人だよね」(N君)

作り続けるS君。 顔も上げずにはにかんだ様に「ありがとう。」と聞こえないほどの小さな声で呟きます。
小さなことのようですが、友達の新たな一面(その子の素敵な部分)に気づいた瞬間のように感じました。一人一人の姿をよく知り、ゆっくりと生活する中で、『○○君(その子)らしさ』を大切に見つけてゆきたいと感じました。
(保育者より)

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