秋のハイキング
11月23日(木)
秩父・美鈴山・大内沢観光農園(ミカン狩り)

 
秋を感じるハイキング  
 
■雨の中の判断
朝から雨が降る中観光バスは葛飾区を出発しました。朝早くから子ども達も集まってくれたのですが、寒くて気持ちも重たい感じでした。しかしながら、“午後前から晴れる”という天気予報を信じて、水族館ではなく山に向かうという判断となりました。この判断は、現地のストーブのあるバーベキュー場(畳敷き)をお借りできたこと、そして、園バスとワンボックスの乗用車で途中まで小学生を運び、半分の距離を歩き楽しむこと。幼稚園児たちは山道は歩かずミカン農園までの田舎道を、紅葉を楽しみながら30分ほど歩く、という事前の作戦があったからです。
■“雲海”で埋め尽くされる光景
とはいえ、歩き始めはかなりの雨が降っている状態の中、全員が合羽を着ての出発となりました。小学生とそのお父さん、お母さんたちは現地に到着すると観光バスを降りみんなと別れて別のバスに乗り込み“二本木峠”まで移動し歩き始めました。山道を埋め尽くすように積み重なつている落ち葉を踏みしめながら歩いていくと、驚きの声が上がってきました。自分たちが歩いている尾根の両側には遠くまで山々が連なっているのですが、その山々が頭だけが顔を出しその下方一面に雲が立ち込めていたのです。これもしかしてCMなどでよく見る“雲海”?ではないかと立ち止まりました。いつもと違った壮大な景色に大騒ぎでした。ミカン園のおじいちゃんも「こんなの滅多に見られないよ!」と言っていました。
■紅葉と落ち葉がすごい
標高700メートル程度の山なのですが、とにかくどこまでも落ち葉の量がすごくて蹴飛ばしながら歩くという感じなのです。どの場面でも色づいた木々の葉が鮮やかに目に飛び込んでくるといった感じで、ほんとに季節を楽しみ感謝することのできる行程でした。これを思うと、園児たち全員を歩かせたかったと悔やまれました。しかし、年長児たちもコースの反対から山道を1時間ほど歩き紅葉を楽しみ、雲海も見ることができたということでした。あまりの景色と雲海の広がりに、歩いている途中は雨が降っていることをすっかり忘れているように楽しんでいました。
■青空となったミカン狩り
小学生チームは2時間弱を歩いてミカン園に到着したのですが、このころから雨が上がり日が差し始めたので、山並みを眺めながら外でお弁当を食べることができました。園児たちも半分は部屋の中で食べてのですが、歩いてきた年長さんたちは外でお弁当を食べました。そして、最後のミカン狩りではすっかり青空が広がりあたたかな日差しの中でミカンを食べることができました。
なんだか、帰りのバスの中では、朝雨が降っていたことをすっかり忘れてしまったような一日となりました。皆様、こんな天候でしたが様々に秋を楽しんでくださったでしょうか?



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