春の遠足
  雨の水族館   茨城県ひたちなか  5月26日(金)

 年長児にとっては、「春秋の遠足5回連続の雨です」と早々にバスのなかで宣言され、信じられずに保育者同士数年を振り返りました。事実でした。驚きました。雨が多かったのは感じてはいたのですが、まさか5回連続とは思ってもいませんでした。確かに昨年の秋は雨の中の芋ほり、春は大風、大雨の中の九十九里浜散歩、その前は雨のため芋ほりが出来ず梨をもぎ雨の中の散歩を楽しみました。その前は雨の中決行した地曳網、その前はもう忘れましたがずっと雨を楽しんだのでした。小さな赤ちゃんと共に。
であるからか、今回は前日の、雨が決まりの打ち合わせで、なぜか「雨の水族館にも行ってみようか?」と声が出て、皆さんの“雨でもカッパもって公園いくんだよ”という期待?を裏切り前日の内に、3千人が来場予定という“雨の水族館”を決定しました。赤ちゃんや小さな子どもも多いことも決定の理由でした。こどもの園だからどんな状況でも楽しむ!という意気込みで向かったのですが惨敗でした。どこを歩いても遠足の団体ばかり、イルカショーは並んでも入れず、そこらじゅうに座り込んでお弁当を食べている子ども達、休憩室でのお茶会も許されず・・・。
大きく息を吸えたのは雨の当たる外のぺんぎんやアシカのところと、最後に逃げ出せた波の打ち寄せる砂浜(目の前が海でした)でカッパを着て走り回れた時間帯でした。そして、小さなグループ(2,3家族)で回った感想や見られた姿は、「子ども同士が楽しそうに自分たちで決めて移動してました」とか、一つの場所にチームで座り込んでいつまでも見入っている姿もあり、「結構楽しめましたよ」というお母さまもおられたようでした。
しかしながら、これからは雨の日でも散歩を楽しめる公園や自然を感じられるところにいこう!と強く感じた遠足ともなりました。こんな声も聞こえてきました。「今思うと、雨の中カッパを着て自然のなかを歩く遠足は結構よかったですね」

 

 



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